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2017/7/3

これは何に使う機械でしょうか?

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こんにちは!
ここのところ天候にも恵まれ稲も順調に成長しています
水の張られた田んぼの中で稲が成長して一定の茎数に分けつ(株分かれ)すると、今度は田んぼを干して必要以上に茎が増えてしまうことを防がなければなりません(過剰に茎が増えると、肝心のお米に栄養が行き渡らなかったり、葉が増えすぎて光合成を阻害したりと良くない影響が沢山あります)、また土中に蓄積した有害なガスを排出する効果もあります
そこで六月は田んぼの水を抜く中干しという作業のために田んぼにつかりながら奮闘しておりました

さて、そこでこの機械の出番です
タイトルでも書きましたが、皆様これがなんの機械かわかりますか?

ちなみに僕は実際に使うまでさっぱりわかりませんでした……
エンジンと車輪が付いていて取っ手がついているということは、きっとこれを押して歩くのだろうけれど、一体なんのために押して歩くのか

正解はこちらです

車輪が切った溝を後部のパーツが押し広げて田んぼの中に水路を作る装置です
これを使って田んぼの中に溝を切ることで、田んぼの高低差によって水を抜いたのに局所的に水が残ってしまったりすることを回避出来、なおかつ水を入れる際にも均等に行き渡させることが可能になります、これによって中干しだけでなく収穫までの期間で水の入れ替えをスムーズに行えるようになり、酸素が沢山含まれた良質な水を絶え間無く供給することが出来るようになります

稲の成長をコントロールし品質の良いお米を作るためには徹底した水管理が欠かせません
決して楽な作業ではありませんが、おいしいお米のためにまだまだ頑張っていきます!